MacOSのカタリナでは、ルートボリュームに書き込みができない仕様になっています。
しかし、
パスの参照などで、どうしても、ルートボリューム直下に、フォルダやファイルを置きたいことってあると思います。
そんな時に、
一時的に、システム整合性保護(System Integrity Protection: SIP)を解除すれば、「読み込み専用ファイル」だけは、置くことができそうです。
SIPのオン・オフについては、こちらのサイトを参照。
Macの起動を「リカバリーモード」にしないと変更できないようです。
Disable SIP (recovery mode, csrutil disable).
Restart.
Mount drive for read and write (sudo mount -uw /).
Assign rights for read and right ([sudo] chmod - R 775 /your/folder/).
Delete it ([sudo] rm -rf /your/folder/).
Restart.
Enable SIP (recovery mode, csrutil enable).
ルートボリュームに作ったフォルダの権限などを変えても、中にファイルを作ったりできなかった。(何をやっても読み取り専用になるのだろうか)。
これを踏まえて、
では、ルートボリュームに、「シンボリックリンク」を作ってはどうかと考えた。
Disable SIP (recovery mode, csrutil disable).
Restart.
Mount drive for read and write (sudo mount -uw /).
sudo ln -s 「シンボリックリンク元のパス」 「シンボリックリンクを作成する場所のパス」
これなら、ルートボリュームのパスを使って色々できるのではないか?
参照元はどこにでも配置できますし。
とりあえず、擬似的にルートボリュームに貼ったシンボリックを通して、その中にファイルのコピーはできたのだけれど。他に何か不具合はないだろうか。
追記 2021/06/17
SIPの設定を変えなくても済む方法が紹介されていた。
echo -e 'public\tSystem/Volumes/Data/public' | sudo tee -a /etc/synthetic.conf